ソフトバンク, 孫正義, サンデーフロントライン, 坂本龍馬, 龍馬伝

　2010年4月25日、ソフトバンクの孫社長が、約４年ぶりにテレビ出演して、独自の日本再生案を熱弁した。

　民主党は経済戦略として環境、介護、観光の３Kの推進を計画している。しかしそれだけでは、日本の経済成長には足りないと指摘。
　日本で成長している分野は、情報通信のみ。
　この情報通信、すなわちマイクロチップ（頭脳）を第一次産業・第二次産業に組み込んで、高機能化することが、外国に対する優位性になり、力を入れていくべきことだとした。

　そして次の３つの具体的な提案をした。

　第一に、すべての学校の教科書の電子書籍化。これに必要な予算は３６００億円。
　やんばだむ４８００億より少なく、ダム一つ分で日本のあり方を大きく変えられるとした。
　年間維持費は４００億で、現教科書の予算の範囲内だ。

　第二に、医療改革。
　医療費は、ますます膨れ上がっていて、２０１５年には、日本の医療比は年間４５兆円になって、国家予算の約半分を費やしていることになる。
　これもカルテを完全電子化することで、約１０兆円の削減になるとした。
　カルテの電子書籍化と、クラウドコンピューティングの整備が必要と主張。

　第三に、光ファイバーのインフラ整備。
　２０世紀は、道路・水・電気・ガスのインフラを早く整備した国が時代を先取りした。
　２１世紀は、光の時代であり、光通信のインフラ整備ができた国こそが、２１世紀をリードすると主張。
　光ファイバーの整備の必要性を熱弁した。

　「事業仕分けなどは、私に言わせれば誤差にすぎない、もっと１００年の計をたてて国は動くべき。
　国は法律を作れて、お金まで刷ることができる。これは民間企業にはできないことだ。法律と紙幣印刷という武器を使って、日本は打って出るべきだ。」

　と国の機能をフル活用して、日本再生に取り組むべきだとまとめた。

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