口蹄疫, 宮崎県, 都城市, 三股町, 高崎町 ,ワクチン接種, 畜産

　宮崎県は2日午前0時に、口蹄（こうてい）疫の感染疑いが発生した都城市の農家から半径20キロ圏内に掛かっていた家畜の移動・搬出制限を解除しました。
　周辺地域での安全確認検査で、異常が見られなかったためで、搬出制限区域に含まれていた鹿児島県の一部地域も解除対象となります。

　都城市では、6月9日に口蹄疫感染の疑い例が初めて確認されました。
　しかし、発生農家の家畜を直ちに殺処分したことなどにより、新たな感染疑いの報告はその後なく、6月22日から周辺地域で始めた血液採取や目視などによる安全確認検査でも「異常なし」と確認されました。
　宮崎県は、国の防疫指針に基づき、発生農場の家畜の殺処分・埋却が完了した6月10日から21日が経過する2日午前0時での制限解除を決めました。
　口蹄疫に伴う制限区域の解除は、えびの市、西都市の一部に次いで３カ所目となります。
　同じく安全が確認された日向市でも3日午前0時に移動制限解除を行う予定です。　

　一方、都城市の全域に「安全宣言」はまだ出ておらず、高城町四家地区の牛農家７軒が、宮崎市の発生農家を中心とする搬出制限区域に取り残されたままです。都城市の全域に「安全宣言」が出るのは１１日になる見込みということです。

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・ 口蹄疫：非常事態宣言の段階的な解除へ。今後も大変。
・ 7月2日より都城市の家畜移動制限解除に。11日に全域で「安全宣言」の見込み。
・ 7月5日、宮崎市の畜産農家で牛１頭が口蹄疫に感染。