にっかん みやこのじょう

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宮崎市3人殺害裁判、感情と理性の間。


 

 裁判員制度が始まった。
 ここ宮崎県でも。

 一人の成人として、人の生死を裁く立場になる可能性がでてきたのだ。
 成人と言ってみたものの、人の生死について考えてきただろうか。
 学校で死生観なんて教えているのだろうか。

 もし自分が裁判員になったら?
 あやうい。

 裁判員とは、当事者ではなくて、第三者。
 感情的になりすぎてもいけないし、理性的になりすぎてもいけない。

 古来から死刑支持者と死刑廃止論者の議論はずっとなされてきた。

 他人に死刑を宣告するということは、自分も死刑を宣告されることもありうるということだ。
 そして、自分の家族や親族や末えいも。

 死には、死を持ってつぐなうべきなのか。

 本当は、遺族も心の中で、

 犯人を憎む自分の心を誰かに止めてほしいのかもしれない。

 



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